-「緑の中を行くランナーのいる街」第1回シンポジウム-

岡山県トライアスロン協会 会長 中尾 友一様岡山県トライアスロン協会 会長 中尾 友一様 のお話です。

司会
 74歳になって現役のトライアスリートとしてご活躍でいらっしゃる、そしてトライアスロンをなさる方々の会の会長でいらっしゃる、中尾友一さんはこのところをどのように思っていらっしゃるか、どうぞお願い致します。
 

中尾
 中尾です。
 昭和38年頃に岡山大学に水野という教育学部長をご存知だったでしょうか。

 あの方は医学博士です。死刑囚の頭を全部調べたところ、僕のようにハゲている者は、善人の見本であり、死刑囚が非常に少ないそうです。そのような水野先生の頭も僕のようにハゲているのです。私は何処に行っても善人の見本だと、いつも皆さんに話して覚えてもらっている訳です。

 今日は、太陽電機というのは何を商売する人かなと思うのですが、このような大きなテーマに取り組まれる、しかも自分の本業よりも他という事には、私も商売をしたことがありますけど、非常に興奮しております。こういう人が増えれば社会も良くなるだろうし、環境破壊もなくなるだろうと信じております。社長、頑張ってください。社長は私の言葉を真似て生きとると言われた。この一番最初に書いております、「生きとるぞ」という題なのです。それを一番最初に社長が言ったのも、やっぱり何かの接点があったのだと思います。

 先日、キンさん、ギンさんと私が話した時に、キンさん、ギンさんがどう言ったかというと、私の真似をしたんですね、「やっぱり人生は気ですなあ」と、言ったのです。僕は、気力だということを力説したのですが、真似してと言っても、あの人は102歳ですから失礼ですが私と同じ点があるのだなと思う訳です。だから物を極めるという点においてはですね、どの道に行っても同じだという結論を私は持っております。今日は、時間があまりないので大しゃべりは出来ませんが、私の善人の見本と私の文章を皆さん目を通されてすぐ分かると思いますから見てください。

 後は、司会者の麻生さんが一杯飲むほどでもええからあげようとトライアスロンのTシャツを持って来ておりますから、どなたか幸運の方に三つと、それからよくTVで古い物を見分ける中に古川益三というマンガの古書がよく出るそうですね。僕は夜8時には、寝るほうですから、全然見てないんです。

 その人が書いた本をここに三冊持ってきておりますので、それも皆さんに今日の印象付として、差し上げたいです。これはマンガの本ですが中味はマンガは一つもありません。読んでみなさい。ものすごく感激します。感激しない人はどうかしていると思えるぐらいですけどね、私は。

 それで、今日の新聞に出ておったですが、貴乃花が、あの人も何か本を読んで真似をしたんじゃと思いたくはないのですが、物を極めて行くとそういうことになるんじゃと、新聞を見て思ったのですが。

 日大のアメリカフットボールで17回優勝した、しのたけさんは「人間は鍛えれば、鍛えるほど精神も向上し、体力も向上する。」ということを言ったのです。

 昨日、貴乃花もそれを言っていたのです。「体力を鍛えれば、精神も向上する。」と言うことを言ったんですね。書いた人も誉めていましたけど、やっばりものを極めるということが、精神を極める、体を極めることで精神が僕は高まらないです。僕はやぼったい男ですから、そうではないですけど、心の中では、しのたけ監督の言葉を信じている訳です。人間は、鍛えれば必ず体力も向上するということです。

 僕は60歳でガンになり、2年間訓練して水泳は全く出来なかったです。

 今でもカナヅチですけど、第1回だけは沈んだけどそれ以来は、沈まずに泳いでおります。やっぱり鍛える挑戦の力というのは、私は体力を鍛えるという学者の言葉を知って、私に当てはめて皆さんに言っている訳です。体を鍛えれば、精神も鍛えられるということです。

 だから今の若い者がつまらないのです。全然トロンとして大きくなっているので、全く精神も鍛えられない、体力も鍛えられない、だからうまくいかない。

 これはやっぱり、加藤先生もおられますが、政治の貧困ですわ。

 まあ、時間もありませんがそういうような私をとりまく中で、私は今、日本の年齢では、最頂点におって、しかしみんな中尾までやりたいとこう言う訳です。どうしても中尾さんを追い越したいと言うのです。僕が74、75で終わったら76までやりたいと言う。どっこいおまえのような根性の悪い者は、そうはいきませんぞ、と言うんです。その時になってまで金を儲けよう、暇がないなど何だかんだと言うようでは、とっても73歳まで大変ですわ。今も下を向いて歩いておったですが、靴をちんば、ちんば履いてきております。そのくらい頭がボケで来ております。頭を上げればドーンと打つ、足を運んでいると電線によく引っかかる。やっばり足や頭が打ったり、引っかかったりします。その中で尚、フルのトライアスロンをやろうとするのは、なかなか出来る事ではないですよ。

 「中尾さん」「はぁーい」と言うような返事は出来ないです。「おいっ」と言うような返事が出来る気力がなかったらとても、とても出来ないです。

 今、村松さんが言ったようにフルのトライアスロンなど出来ないです。願わくば、皆さん今から気力を結んで持って、気力を持つ事によって体力を持つ事ができ、体力を持つ事によって気力を持つ事ができます。誰か一人やって下さい。

 これだけ、どの会場に行ってしゃべっても誰もやってくれない、それほど敬遠している訳です。そのトライアスロンをやっている私は、よっぽど気違いでしょう。

 ごめんなさい、失礼しました。

司会
 ありがとうございました。
 先に、泳げなかった、カナヅチだったと、おっしゃっいましたが。

中尾
 「えー、泳げないです、全然泳げなかったですけど、これしか僕の生きる道はないと、思ってやった訳です。初めは300m行って沈んで、サーフィンで助けてもらって上がって、その時に止めていたら皆さんと僕とお会いする機会はなかった。これではいけないと、もう1回やり直したのが現在の中尾です。」

司会
 「はぁー、おいくつの時ですか。」

中尾
 「62歳です。」

司会
 ありがとうございました。

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