-「緑の中を行くランナーのいる街」第1回シンポジウム-

川崎医療福祉大学健康体育科 教授 小野寺 昇様川崎医療福祉大学健康体育科 教授 小野寺 昇様 のお話です。

司会
 さて、今日は大阪の講演がありまして、時間ぎりぎりでお入りなさいました、
 川崎医療福祉大学の健康体育学科の教授でいらっしゃいます、小野寺昇さんなんですが、今のこれまでのお話をお聞き頂いたことからその体力、あるいは私どもが、知らなければならない基本的な医学等の問題も含めてお話を頂きたいと思います。今日はとても限られた時間でございますが、スライドを用意して下さいました。見せて頂きながらお話をいただこうと思います。恐れいいりますが、どうぞよろしくお願い致します。

小野寺
 はじめまして、小野寺と申します。岡山の方で大変にお世話になっております。学生達もやっと卒業生が出まして、皆様方に深くお礼申し上げます。
 司会の麻生さんが言われた事は、打ち合せとは全く違った事を言われたもので、何も医学的な話をしましょうなどと、全然打ち合せになかったものでスライドも皆さんただ聞くだけではおもしろくないと思いまして、美しいものとか、あるいは緑とか、水とかそういうたぐいのものを持って来たのですが、日頃撮っているもので見たら吹き出しそうなものですが、目を休めるという意味でスライドを見て頂きたいと思います。

 お願いします。ただの花です。花を見ると皆さん優しくていいな、この会場が和んでくれればそれでいいとそれだけでございます。

 次をお願いします。今日のテーマの緑です。緑色というだけで、光が反射するとこれが中尾さんの頭かなと思ったりします。

 次をお願いします。水です。四万十川の水です。高梁川と非常に似てまして、大好きな川です。

 次をお願いします。水もしたたるいい女。水もしたたるいい男です。

 次をお願いします。米子の有名な城のような饅頭屋さんの横にある水です。

 梅です。小豆島タートルマラソンのボランティアの方です。

 次をお願いします。これから中尾さんが私に資料をくださったので、10年分の試合の時だけの年間の総時間数を計算したものです。86’~95’迄です。92’は休眠と書いてあります。水泳時間からすると94’が少なくて、88’~91’は非常に充実していた4年間です。この時間から実はこの10

 年間にただで使った空気の酸素量を算出することができます。唯一皆さんがただで使えるのは酸素でございます。

 このグラフがそうです。縦軸5時間走りますと中尾さんは、7リットル使うわけです。10時間走っておりますりので、14リットルということです。

 次はスイム、バイク、ランを合わせるとどのくらいになるか、という事ですが、2トントラックぐらい使っています。とんでもない量となり、もう少し税金を頂いても良いのではないかとこのように計算が出来る訳です。

 体重当りのVドットO2マックスと読みますが、体が使えるO2の量を求める因子です。つまり持久力という言い方もできます。どのくらいの数字かと申しますと、SBの瀬古選手82.8中尾さんが70歳だとしますと28.75となりますが、実際はもっと多いはずです。皆さんの年齢と当てはめれば求められる訳です。セイリ学で求めるということで、色々な数字があり、いざ健康度となると、こうはいきません。私は、風邪をひかないので健康ですと、言われれますと健康な訳です。何かが出来るという事だけが健康なのではなく、何も病気にならず生活できる、動く事の出来る行動体力と、病気をしないしっかりと生活できる防衛体力という事が私たちのサイドから高齢化に向かって意識するときの問題となるのです、と思います。

司会
 ありがとうございました。

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