7月5日、わが家の家庭菜園に仲間5、6人を集め、ささやかな「収穫祭」を開きました。菜園にござを敷き夕方5時ごろから始めたんですが、そのおいしさには格別のものがありました。涙を流さんばかりに感動してくれた仲間もいました。
トウモロコシやメークイン、トマト、ナス、ピーマン、ニンジン、シシトウ等々、ビール片手にいくらでも食べられるんです。食べるものがなくなれば、すぐにもぎ取ってくればいいんですからね。肉も用意したんですが、野菜がおいしいため誰も手を付けようとしませんでした。できた野菜は苦味がなく、野菜本来の甘みが非常に強いんです。ある人から「砂糖を入れたのか」と聞かれたくらいです。
この菜園は、それまで荒れ地だった場所を1年かかって、野菜ができるまでにしたものです。朝5時に起きて水をやり、草を抜き、生ゴミを処理して作った肥料をまきました。もちろん完全無農薬です。
野菜の成長を見ているとおもしろいもので、新芽のころはほとんど虫に食べられてしまうんですが、成長していくにつれてだんだん虫も食べなくなってくるんです。植物にも自己防衛本能があるんでしょうか。
私が作ったものは、もちろん店頭に並んでいるものほど見栄えもよくないし、無農薬だから虫食いもあります。しかし、これが自然の摂理というものです。ちょっと、考え方を変えればいいんです。虫が食べないような農薬たっぷりの野菜を果たして人間が食べても大丈夫と言えるでしょうか。虫が食べ残したところを人間が食べればいいんです。
今年が初めての収穫でしたが、十分満足のいく結果でした。土の実感、とれたての実感を毎年味わいたいものです。
野菜のおいしさを再発見した収穫祭。
いつのまにか、近所の方達も集まってきた。
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